ストレッチの基本をホットヨガで学んだことで、カラダを柔らかくするストレッチに夢中になった。基本人間のカラダは足首からはじまる。足首が硬いとランニングは無理。硬い足首からは故障しか生まれない。足底筋膜炎はまさに足首の硬さから起きている。ストレッチのやり方を足首からしている人、してない人。
カラダが硬いあなたの身体は傾いていきます
よく街中でカラダ全体が傾いて走っているランナーをみたことありませんか。
筋肉が硬いから身体が傾いてしまっているのです。
決して、ランニングポーズが決まっているわけではありません。
同じ動きであまり使われない筋肉は硬くなってしまっているのです。
よく高齢のランナーにみられます。
普段から適度に動かしている筋肉は適度な柔軟性で保たれていますが、あまり使わないことで硬くなっていく筋肉もあります。
筋肉のなかにはたくさんの血管が通っていて、その筋肉が動かされて伸び縮みして、血液が全身に行きわたり、酸素や栄養を運ぶというシステムです。
ところが動かすことがほとんどない筋肉は血流が滞ってしまいます。悪循環のように血流が悪くなり、筋肉は衰え、頑なっていく原因です。
カラダの左右や前後で筋肉の柔らかいところと硬いところがあると、カラダはアンバランスとなって歪が生じます。
常に緊張している筋肉と縮んでしまっている筋肉とができてしまい、それが肩こりや腰痛などの痛みの原因となっていきます。
また、カラダ全体がカチカチに硬いという人もいます。ここまで硬いひとは非常に疲れやすい体質になっています。
つまり、関節の可動域の問題です。無理に硬さをほぐそうとすると腱などを痛めてしまいます。
ストレッチをしている人、してない人
ホットヨガで足首のストレッチを行うパートがあります。
最初はまったく硬くてうごかなかった足首ですが、コーチの説明でさらになっとくしました。
「足首の筋肉をまるでゴムのように伸び縮みするというイメージしていると思いますが、実は筋肉が伸びることはありません。」
「正確には筋肉が元の長さに戻っているだけで、それ以上伸びているのではないのです。」
「定期的にストレッチしていると筋線維を構成している細胞の数が増えるので、筋の長さが長くなることによって可動範囲が拡がるということです。」
運動後のストレッチの重要性
ホットヨガのコーチが続けて説明してくれたこと。
とても分かりやすく重要なことを教えてくれました。
”運動をしたときや、たくさん筋肉を使ったあとにそのままにしておくと筋肉の長さが短くなりやすくなります。これは筋肉が運動して運動神経が働くと、筋が収縮するためのスイッチが入るからです。
運動後はそのスイッチが入ったままの状態になるので、ゆっくりリラックスした状態でストレッチをすることで、このスイッチをオフにしなければなりません。
しかし、そのスイッチが入ったままの状態で放置しておくと、筋細胞の一部がお互いに結合しあい硬くなっていくと考えられています。
日頃のストレッチは重要ですが、筋肉を使ったあとのストレッチはもっと重要と言えます。”
毎日、カラダを動かしたあとに必ずストレッチをする習慣がある人と、ない人の違いは柔軟性の質ということになります。
さらにコーチは専門的な言葉を交えて掘り下げて説明してくれました。
「普段から習慣化され継続的にストレッチをしている人は、筋膜のなかに詰まっている筋線維を構成しているサイコメアとう収縮装置の数がどんどん増えていき、これが筋線維の長さを増して柔軟性を高めていくようになります」と。
気が付いたらでいいので、仕事の合間に首回りや肩回りをほぐしたり、入浴後に5分でも結構ですから、カラダを伸ばす習慣を。
ストレッチのやり方は反動は使わない
運動をしたあとや、入浴後の筋肉が温まっているときがおすすめです。
注意することは、グイグイと反動を利用しないことです。
反動をつけずにゆっくり伸ばしたら、心地よいと感じるポイントで20~30秒静止します。
この間は息を止めずにゆっくり呼吸をします。
目安としては、自分の感覚で筋肉がほぐれたなと感じるまで行っていいです。
最低3方向に伸ばす
一定方向に伸ばすだけでなく、ストレッチの大原則は、筋線維の方向に沿って筋肉を伸ばすと効率よく柔軟性が向上するということ。
つまり、筋線維がいろいろな方向に走っているのに、一方向に伸ばすだけではストレッチの効果はあまり出ないのです。
ストレッチは筋肉の特性に合わせてさまざまな方向に筋肉を伸ばすことをおすすめします。
一つの筋肉に対して、最低でも3方向に筋肉を伸ばすというものです。
ストレッチのやり方は足首を入念にが基本!まとめ
同じストレッチでも、最後にホットヨガのコーチが教えてくれたストレッチがよかったですね。
「筋肉を筋線維に沿って3方向にストレッチするようにする」というやり方は足首には最適なやり方ですね。